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生協の歴史

  1. 1844年

    1844年 世界初の生協誕生。
    当時、イギリス・マンチェスター市郊外の小さな町ロッチデールでは、町の大部分の人は過酷な労働条件のもとで働き、質の悪い商品を不当な値段で買わされていました。そこで、なんとかこの貧しい生活から逃れようと考えた28人の労働者が一人1ポンドずつ出し合い自分たちのお店「ロッチデール公正開拓者組合」を作りました。これが現在の生協の源流になっています。

  2. 1879年

    (明治12年) 日本で最初の生協「共立商社」が東京にできる。

  3. 1920~
    1930年代

    労働消費組合が日本各地に誕生。 貧民救済のための「市民購買組合」、労働運動の一環としての「労働者消費組合」が数多く誕生。現在、日本最大の生協「コープこうべ(組合員数約133万人)」もこの頃(大正10年)つくられました。

  4. 1945年

    広島・長崎に原子爆弾投下。終戦。

  5. 1948年

    生協法が成立。
    消費生活協同組合法(生協法)が7月に制定され、同年10月施行。

  6. 1954年

    第五福竜丸被爆。
    マグロ漁船、第五福竜丸は、アメリカがビキニ環礁でおこなった水爆実験のため、23人の乗組員全員が「死の灰」で被爆。この事件をきっかけに原水爆反対運動が広まりました。毎年行われる「平和行進」は、第五福竜丸のある東京夢の島がスタート地点です。生協ひろしまは、世界最初の被爆地で活動する生協として「碑めぐり活動」など、さまざまな取り組みを行っています。

  7. 1960~
    1970年代

    公害問題が多発。
    60年代~70年代にかけては日本経済が急速に成長し、後に高度経済成長期と呼ばれるほどの発展をみました。しかしこの時期、東京ではスモッグが発生するようになり公共料金や諸物価の値上がりが深刻になってきました。
    最も身近な「食」をみても、人工甘味料のサッカリンやチクロ、合成着色料などが蔓延し、カネミ油症事件など食品公害問題も多発しました。そんななかで生協は製造メーカーと交渉し発色剤を使わないハムやウインナー、無着色のタラコなどを商品化。

  8. 1971年

    婦人生協が誕生。
    ハイム化粧品の利用を中心に生協づくりの動きが生まれ、401名の設立賛同者を得て「広島県婦人生活協同組合」が誕生。1975年に「広島県民生活協同組合」に名称変更し、「生協ひろしま」の前身になりました。

  9. 1973年

    第一次オイルショック。
    第4次中東戦争の勃発で国内の石油事情が一変し、省エネがさけばれるようになりました。店頭からトイレットペーパーが消え、組合員の不安も募るなか、全国の生協では商品の確保に奔走しました。また、石油元売りメーカーの「灯油かくし」と「価格つりあげ」に対し、神奈川や山形の生協は消費者の代表として訴訟を起こしました(灯油裁判)。

  10. 1975年
    8月

    名称を「広島県民生活協同組合」に変更。

  11. 1979年
    6月

    広島医療生協を基盤に、「広島中央市民生活協同組合」を設立。