広島西
森 起世子
2010年12月
- 「酢豚セット」。にんじんやたまねぎなどの野菜を入れるだけで作れてしまう優れもの。友人からすすめられて、最初は半信半疑で購入しましたが、今ではすっかりお気に入りの1つです。
- もうすぐ2歳の孫が広島にいるので、毎週末会えるが楽しみです。県外にいる孫も揃うととてもにぎやかですが、2人の子守りが私にまわってくると、ちょっとくたびれることも(笑)。

私が頑張れるのは、すべてチームワークのおかげ
サービス提供責任者のリーダーをしています。利用者さんとケアマネージャー、ヘルパーが潤滑に仕事を行えるように間を取り持つのが私の役目。事務所の潤滑油として、全体のサポートに力を注いでいます。この仕事は、1人でがんばってもできません。ケアマネージャーからの依頼とヘルパーの毎日の介護、そして受け入れてくれる利用者さんがいる。私一人じゃ、がんばれなかったはず。すべてチームワークのおかげですね。 | ![]() 訪問介護サービス事業所の仲間たちです |
ヘルパーは利用者さんのご自宅へうかがって身の回りのお手伝いをさせていただきます。距離が近いぶん、ヘルパーが抱えている不安は利用者さんに伝わってしまいます。そこで不安を直接感じたときは話に耳を傾け、慣れないヘルパーとは利用者さんのもとへ同行します。またケアマネージャーとは時々意見が食い違うことがありますが、それだけみんなに思いがあるということだと思っています。 | ![]() いつ、何時でも、すぐに電話をとれる体制にしています |
福祉の仕事は天職。定年後にはもう一度ヘルパーをやりたい
ときには深夜に利用者さんからの連絡が入ることもあるため、脱衣所や枕元でも携帯電話は手放しません。大変なこともありますが、ご家族に頼れないときに生協を頼ってくださるのは嬉しいことです。しかし、なかには亡くなられる方もいらっしゃいます。悲しいことですが、その方の最後に関わらせてもらえるのは有り難いことでもあります。この仕事をしていなければ、その方と出会えることもなかったのですから。 | ![]() 同室にある、居宅介護支援事業所のメンバーと一緒にお昼ご飯 |
私自身も以前、ヘルパーの仕事を3年間していました。最初は、自分に人のお世話ができるのだろうか…と思っていましたが、利用者さんからの「ありがとう、また来てね」という声がうれしくて、今では天職だと感じられるようになりました。定年を迎えたらヘルパーに戻るのが、私の夢です。奥の深い福祉の仕事。聞かれたことにすっと答えられるよう、もっと知識を深めていきたいですね。 |
![]() 10月には他部署の職員とともに、岩手へ研修に行きました |
利用者さんには、最初から心を開いてもらえるわけではありません。以前、夫の入退院の繰り返しなどで精神的にも不安定だった方が、何度も通ううちに次第に顔を上げてくださるようになったときは何ともいえませんでした。利用者さんのご自宅に他人が1人入るだけで家庭の風が変わる。それを肌身で感じさせていただく経験となりました。