理事会報告
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2011年 06月 15日 2011年度事業計画
2011年度めざすこと
誰もが安心してくらせることをめざして、組合員の求める商品やサービスを提供します
2011年度 実現したいこと ・取り組むこと |
1.「食の安全・安心」の取り組みを継続します
(1)「食の安全確保の取り組み」を継続し、商品検査や工場点検などをコープCSネットと協同して取り組みます。
(2)原材料から製品となって組合員にお届けするまでの安全を確保する取り組みを引き続き継続するとともに、「たねまき」を通じて組合員にその情報を提供します。
(3)食の安全政策(中国産商品の取り扱い、遺伝子組み換えなど)について、組合員の声を聴きながら論議をすすめ、生協ひろしまとしての考え方を整理します。
2.組合員と職員が一緒になって商品について学習し、普及をすすめます
(1)組合員と職員が学習をおこない、委員会活動や「コパル」・「PALめーる」などを通じて広く組合員全体に利用を広げていきます。
(2)組合員が「知ってよかった」と実感できる商品おすすめ活動を地域の委員会と協力してすすめます。
(3)商品の良さを知ってもらうために、産地見学を積極的にすすめ、商品利用につなげます。
3.コープ商品(コープフェイス商品、コープCSネットコープ商品、日本生協連コープ商品)の開発や見直しをおこないます
(1)コープフェイス商品の見直しと普及をすすめます。
(2)コープ商品(コープCSネット開発商品、日本生協連開発商品)の利用を高めるために、既存商品の見直しや新商品の企画・開発に取り組みます。
4.各事業が組合員のくらしに一層貢献するように取り組みます
(1)無店舗・店舗の商品供給事業では、組合員がいつでも安心して利用できるよう、価格を見直し、少人数家族や単身世帯でも利用できる適量規格を増やします。
(2)PALめーるは、「コープフェイス商品」と「自慢商品」の普及を中心として、商品情報だけでなく、組合員のおすすめの声や利用の工夫などを掲載して紙面を充実させます。
(3)6月にスタートする新しい注文サイト「eふれんず」の利用者を広げます。
(4)思いやりコープ弁当便は配達エリアをほぼ県内全域に拡大するとともに、より利用者に満足していただける商品を併せて企画します。
(5)共済事業では、多くの組合員からの要望で誕生する終身共済をおすすめし、普段のくらしの保障に生涯通じてお役立ちできるように取り組みます。また、「共済カウンター」を設置し、気軽に相談や問い合わせができるようにします。
(6)「組合員の声改善委員会」では、問い合わせセンターや委員会から出された声を集約・分析し事業亜や運営を改善していきます。
(7)2010年度に策定した「福祉ビジョン」に基づき社会変化に対応できる福祉事業をすすめ、新たな居宅介護事業所の開設や、居住系サービスなどの新しい事業についても検討します。
(8)子会社(コープハウジングひろしま、コープサービス、ハートコープひろしま、ハートランドひろしま)では、組合員へ一層貢献する事業展開をおこないます。
5.経営基盤を強めるために、事業や経営の改革をすすめます
(1)生協全体で年間25,000名の新しい仲間を迎え入れます。
(2)無店舗事業では、仲間づくりに年間を通じて取り組み、利用人数増加のために組合員個人の利用状況を把握し、継続して利用いただけるよう働きかけを強めます。、また、配送のコースも日常的に見直しながら、より効率のよいコース作りをおこないます。
(3)店舗事業では、2010年度に設定した「新しい運営モデルの実践」「利益率の向上」「店舗の賑わい創出」の課題を着実に実行します。同時に、商品の通常価格見直しや生鮮商品の規格容量の見直し、品揃えの見直しにも取り組み、より利用しやすい店舗にしていきます。
(4)店舗事業の効率化をすすめるために、惣菜加工事業や生鮮商品の加工などとともに、事業運営をサポートするための子会社の設立を検討します。
(5)CSR経営をさらにすすめ、日常的に事業課題の進捗が的確に把握できるようなマネジメントシステムを構築します。
(6)コープCSネット内でのドライ商品の物流統合に引き続き、冷凍商品の物流センターについても統合する準備をすすめます。
6.地産地消や産直の取り組みを通して、農・畜産業の支援をおこないます
(1)農業生産法人「ハートランドひろしま」は、露地で「人参」「里芋」などの栽培、ハウスで「ほうれんそう」「小松菜」などの栽培、養液栽培施設で「サラダほうれんそう」「小松菜」などの栽培に取り組みます。養液栽培では、知的障がいを持つ方の雇用をおこないます。
(2)JAと協力して契約栽培や全量引取りに引き続き取り組み、新たな品種の拡大と利用の推進をおこないます。
(3)地産地消推進委員会では組合員への活動の提案や無店舗・店舗事業と連携し地産地消商品の普及活動に取り組み、地産地消交流実行員会では各地区の実施する産地交流会の企画・運営をおこないます。
(4)「広島県農業生産者支援制度」により先進的な取り組みやこだわりを持った生産者の支援をおこなうとともに、、広島県内で自然災害等が発生した場合の農業被害への支援等についても制度を活用します。
7.組合員が楽しく参加して学べる組合員活動を展開します
(1) 組合員の身近なところで、一人一人がよりイキイキと参加できる組合員活動をすすめます。
(2) 委員(長)会では、商品やくらしについて学習するとともに、商品の利用方法やおすすめポイントの交流等をおこない、楽しく委員会活動ができるように工夫します。
(3)職員も積極的に活動に参加し、活動に必要な情報の提供や必要な支援を昨年度以上におこないます。
8.平和、環境、福祉、子育て、食など、くらしに関わる様々な分野で、地域づくりに貢献します
(1)生協ひろしまの理念や活動方針について、生協からの広報や委員(長)会活動を通じてわかりやすく組合員や地域社会に伝えていきます。
(2)平和の分野
「2020ビジョン」の取り組みを継続し、核兵器廃絶の活動を展開するとともに、組合員が平和の大切さを学び行動できる取り組みをすすめます。
(6)食の分野
生協商品の良さを「学び」「広げ」「利用する」取り組みを通じてバランス良く食事することの大切さや、食糧問題への関心を高めるための活動をおこないます。
(3)環境の分野
地球温暖化問題に対して、家庭などあらゆる場面で対策をすすめていくように取り組みます。また、省エネ診断(学習会や診断員養成講座)などを通じて、家庭でのCO2削減に取り組むとともに、サンゴ再生のための「もずく基金」などに協力します。
(4)福祉の分野
「2020福祉ビジョン」に基づく取り組みをすすめます。また、介護・年金・医療・認知症などの学習会や「ぼうさい塾」などを開催したり、「くらしの助けあいの会」の活動について積極的にお知らせし活動の輪をていきます。
(5)子育ての分野
店舗で展開している「ちびっこひろば」をより運営・利用しやすくするよう改善し、多くの方に利用していただけるように取り組みます。
(7)消費者被害を未然に防ぐため、消費者ネットいひろしまと協力し、消費者力アップに向けた学習をより広い地域で開催します。
(8)行政や多団体、他の協同組合や生協と連携して、平和や憲法の学習会、食の安全、消費者政策確立などの活動を展開します。
(9)行政との連携は、佐伯区との包括協定を先進事例とし、他の行政区でも取り組みができるよう働きかけを強めていきます。
(10)定期的に行政への訪問やマスコミとの対話などに積極的に取り組みます。
9東日本大震災の被災者と被災生協に対して、支援をおこないます。また、防災・減災の取り組みをすすめます
(1)日本生協連や他生協と連携して、被災者と被災生協に対して継続的な支援をおこないます。
(2)被災地の状況や支援活動の様子、取り扱い商品や取引先の状況などについて組合員に適宜お知らせします。
(3)県内での災害発生を想定して、自治体・諸団体とともに災害時の物資提供等の協定締結や防災訓練などに取り組みます。