イベントレポート
2024年 08月 29日 呉平和のつどい 「語り継ぐ昭和20年―決して忘れない―」
7月21日(日)、呉市広まちづくりセンターで、呉平和委員会主催、呉平和のつどい「語り継ぐ昭和20年―決して忘れないー」を開催しました。コーラスメンバー含め76名の参加がありました。
はじめにビデオ紙芝居「ふうちゃんのそら」を上映しました。呉空襲を体験された中峠房江さんは紙芝居で伝える活動を長年されています。この度生協ひろしまがそれをビデオに作成したものです。
次に、平和委員会のメンバーらによる朗読で、昭和20年の沖縄戦から21年の憲法制定までをふりかえりました。沖縄戦の悲惨な証言、特攻隊員の手紙、原爆を開発した科学者たちの願い、広島原爆の証言、日本人戦犯の遺書、最後に日本国憲法前文を、BGMにのせて朗読しました。
最後は、地元のコーラス、フローラルシャンテのみなさんが「この街で」「バースデー」を歌ってくださり、悲しみに重くなった心が明るく暖かくなりました。
以下アンケートよりいくつか感想を紹介します。
・初めて「ふうちゃんのそら」を見ました。とても胸にせまりました。毎回参加するたびに戦争はすべきでないと新たに思います。
・戦争に関する朗読を聞くのは初めてでした。感動し涙しました。戦争は絶対あってはならない、自分自身がしっかりしなければならないと思いました。コーラス最高でした。心揺さぶられました。
・人々の多大な犠牲の上に今があることがよくわかった。その時の反省で平和憲法ができたが、だんだんあやしくなっているような気がする。
・呉の歴史を知りたい、広島の平和学習について知りたいと思っていたので、とてもいい機会になりました。
・昨夜呉の花火大会でした。家で音を聞きました。その時、呉空襲の爆撃もこのように聞こえたのだろうなと思いました。きれいな花火の音、空襲の音、同じ空で聞こえる音。二度と空襲の音のない世界にしたいと思いました。
アンケートを読み、私たちの思いが参加者の皆さんに十分届いたことがわかり嬉しく思いました。呉平和委員会は長年朗読のつどいを開いてきましたが、これからも続けたいと思います。開催に協力してくださったみなさま、参加してくださったみなさま ありがとうございました。 主催 呉平和委員会
呉平和委員