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イベントレポート

2019年 10月 11日 ピースアクションinナガサキ 参加報告

191011nagasaki1.jpg2019年8月7日(水)~9日(金)日本生協連と長崎県生協連主催の「ピースアクションinナガサキ」が開催され52生協のべ、1,150名が参加しました。生協ひろしまからは平和募金を使用し、大人1名、子ども3名、職員1名の5名が参加。被爆地ナガサキについて学習をおこないました。
1日目は、原爆資料館の見学と、学生のピースボランティアによる平和祈念公園周辺の碑めぐりをおこないました。2日目は被爆証言、「子ども平和会議inナガサキ」、虹のひろばに参加しました。3日目の8月9日は平和祈念式典に参加しました。
3日参加し、核の恐ろしさ、核の誘惑に勝てない人間の愚かさ、長崎と広島に同じように降りかかった苦しくつらい事実を学ぶ事が出来ました。

及川 陽香(高2)
長崎に実際に行くことで資料には載っていない人が感じたことを肌で感じることができました。今の私達は、やりたいことは出来、便利なものもたくさんあります。ですが平和活動をしているときにこのような言葉を言われたことがあります。「私達日本人は、平和な社会に浸っている」と。だから、広島、長崎のことを知らない人が増えています。しかし過去を知らなければ人はまた過ちを繰り返してしまいます。もう二度とあの日を繰り返さないために私は、今回学んだことを多くの人々に伝えていきます。

寺田 帆波(中3)
私が長崎を訪れて最も強く感じたのは、戦争は未来を根本的に壊してしまう、ということだ。私はこれを、城山小学校に行ったときに感じた。城山小学校では、戦争のために終戦年の6月から登校がなくなり、校舎を使用した三菱兵器工場で子どもが働いた。戦争のために、教育をやめたのだ。教育ができないと、未来を創っていく人材が育たない。教育は本当に必要なもので、戦争は国の未来を危うくしてしまう。教育を受けられるこの平和に感謝して、未来を創っていける人になりたい。

本畠 里彩(中1)
今まで、広島の原爆についてしか学んだ事がありませんでしたが、今回の「2019子ども平和会議inナガサキ」に参加して長崎での原爆についても知ることができました。私は、今回初めて「子ども平和会議」に参加し、長崎でも一生懸命平和学習に取り組みました。ヒロシマやナガサキの「子ども平和会議」の両方に参加したことで、より多くの意見を知ることができました。来年も参加し、今回の経験を生かしていきたいです。

寺田 知代(大人)
長崎と広島は8月にナガサキとヒロシマになる。投下された原爆の種類は異なっても、そこには同じく多くの死があり、悲しみがあり、苦しみがある。子どもが学校で死ぬ、亡くなった父親を幼い兄弟が壊れた家の木片で焼く。ここに、どんな言い訳を並べて、納得させる事が出来るだろうか。また原爆は、命からがら生き残った人々を放射能の影響で死の恐怖にさらし続ける。そして、差別の連鎖により、何度も人生を台無しにする。その辛さを味あわせたくないから、被爆者の方々は私たちに伝えてくれているのだ。それは遠い昔の物語ではない。今、地球上には13,880もの核弾頭がある。核の誘惑などに負けない、理性がある為政者を選ぶ事が私たちには出来る事を覚えておきたい。

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被爆した城山小学校の平和祈念館で話を伺いました 学生ボランティアから碑についての説明を受けました