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イベントレポート

2022年 12月 02日 寺岡有機農場の産地見学を開催しました(福山市)

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現場職員さんと一緒に

 11月22日(火)、組合員17名で世羅町の寺岡有機農場の産地見学を行いました。寺岡有機農場は、創業当時から有機栽培をされており、安心安全の野菜作りに取り組まれています。案内を担当してくださった荻田さんのユーモアたっぷりな説明はとても分かりやすく、楽しみながらニンジン収穫や袋詰め作業の見学ができました。

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小松菜びっしり!

 20haの広大な農場にはビニールハウスがいくつも並び、ハウス内にはベビーリーフとなる小松菜がびっしりと栽培され、年間を通して出荷されています。ハウスで使用される堆肥は自家製で、もみ殻、廃菌床(マツキノコ)、草などの材料で作られ、動物性の成分は入れず、植物性のものにこだわっています。
 また、世羅町の赤土は粘り気、保水力があり、ミネラルも多く含んでいるので、路地栽培するニンジンやゴボウは、栄養分たっぷりに育っています。その赤土の水分が蒸発して固くなることで植物の細胞がぎゅっと密になり、野菜自体もキメ細やかで香り豊かに育ちます。

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必死!!

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見て見て~!

 小高い丘を登って着いた4.5haの圃場は、見渡す限りのニンジン畑でした。この広範囲の収穫は通常機械で行いますが、粘土質のねっとり感を実感するべく私たちは手作業で収穫させてもらいました。私たちが手に取ったのは西洋ニンジンの“クリスティーヌ”という品種で、酵母菌、納豆菌、乳酸菌を土に混ぜて栽培されているものです。みずみずしい上、味にキレがあり、ニンジン臭さもなく煮崩れしにくいので調理しやすく美味しく頂けます。手で掘り抜くのは大変と言われたとおり、引っ張っただけでは当然抜けず、ねっとり硬い土を取り分け取り分けかき出し、やっとのことで引き抜き手に取った時の達成感は格別でした。

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ニンジン選別

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袋詰め作業

 通常、収穫された野菜はその後洗浄→袋詰めの流れとなり、規格に合わせての商品選別や袋詰は、手馴れた作業で素早く進められていました。
 作業場には“京くれない”という品種のニンジンがあり、金時ニンジンと西洋ニンジンを掛け合わせ、臭みが少なくリコピンが豊富な商品でデリコやPALメールにも掲載されているので、見かけたらチェックしてみてください。
 これから冬になると、野菜は甘みが増し、ますます美味しくなります。一方で、寒い中での収穫や洗浄、袋詰めといった一つ一つの作業は大変なものがあり、また、せっかく美味しく育った野菜たちもイノシシやシカなどの獣被害に気をつけなければなりません。
 私たちが安全で美味しい野菜を食すために、寺岡有機農場さんの土作り、堆肥菌作りへのこだわりや努力を学び有意義な時間を過ごすことができました。ここで学んだ商品の良さをどんどんまわりにも伝えていきたいと思います。

主催:福山北コープ委員長会

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おもしろねじれ巻き!