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お知らせ 2023年 01月 01日 新年のごあいさつ

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生協ひろしま 理事長

横山 弘成

         

 日頃より生協ひろしまの事業やサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。また、コロナ禍が続く中での組合員活動やイベントなどへのご協力・ご参加に対しまして心よりお礼申し上げます。

 昨年もまた新型コロナウイルス感染症の影響が続いてしまい、組合員の皆さまにおかれましてもご心配の日々が続いてこられたこととご推察いたします。猛威を振るった第7波が収まったのを待っていたかのような第8波の到来に感染症の怖さと影響の大きさを身をもって感じた一年となりました。生協ひろしまでは組合員の皆さまに安心して事業やサービスを利用していただけるよう、引き続き感染防止策の徹底を行い、事業運営とイベント開催などに努めてまいります。

 さて、2022年を振り返ってみますと、昨年は2月にロシア軍によるウクライナ侵攻が始まり、世界各国が軍事侵攻に対する非難行動を展開するという異常な事態となる中、軍事侵攻に端を発した核兵器の使用疑念と不安、エネルギーコストの上昇等による物価の急上昇、生活関連物資の調達不安などが一気に世界中を駆け巡り、私たちのくらしもますます厳しさを増す状況となりました。国内でも地震や災害による不安、観光船の沈没事故、安倍元首相の銃撃事件、歴史的な円安相場による輸入価格の高騰などに見られるように、不安な出来事ばかりが目に付く一年となりました。

 このような環境の中で生協ひろしまでは、安心して住み続けられる地域社会の実現を目指し、地域の諸団体や行政の皆さまと連携し、組合員さんの普段のくらしにお役立ちできる事業と活動の充実を図ってまいりました。宅配や店舗でコープアプリを活用したポイントキャペーンや、コープ安東でのお買い物サポートカーの運行開始、全国の生協の仲間の力で実現したコープ共済「大人向けコース」の誕生、広島県から認可をいただき実現した、医療・福祉施設や学校施設での組合員さん以外の利用許可など、この間の生協ひろしまの取り組みが地道に地域社会に根付いてきていることが実感できる一年にもなりました。しかし、残念なことに平和を巡る情勢では、ロシア軍による軍事侵攻は終結しておらず、5年に一度開催される核不拡散条約(NPT)再検討会議においても参加国による最終合意文書が採択できない状況となるなど、平和や核兵器廃止を巡る状況は前進させることができませんでした。

 生協ひろしまはこのような不安な状況が続く現在だからこそ、個々の団体だけでは実現できない課題を地域で活躍しているさまざまな団体や行政の皆さんと共に取り組み、目の前の問題を一つひとつ解決していくことが大切だと考えています。
 一昨年策定した「2030年ビジョン」での「ともに創ろうCO・OPの未来」というフレーズにあるように、生協ひろしまが地域社会にある多くの団体の皆さんと共に、組合員さんの日常の問題解決に取り組んでいくことを改めて決意することと同時に、組合員の皆さんからのより一層のご支援をお願い申し上げて、新年のごあいさつとさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。