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2010年ＮＰＴ再検討会議代表団からの報告: 10年05月14日

2010年ＮＰＴ再検討会議代表団からの報告

５月３日から２８日までアメリカ・ニューヨーク国連本部にてNPT再検討会議が開催されるにあたり、生協ひろしまから、５名の代表を派遣しました。生協代表団は、前回のNPT再検討会議の３倍以上となる１０５名（47生協・県連）の参加規模になり、生協ひろしま代表団は、生協代表団の一員として国連での原爆展、学校での被爆証言活動、デモ行進、各国政府代表部への要請行動などに参加しました。

ＮＰＴ再検討会議代表団派遣の目的

日本被団協と共同して代表団を結成し、被爆者をサポートする。
被爆の実相を広げる取組みを進める
核廃絶への筋道をつけるために、各方面へ要請を行う

【参加人数】

・生協代表団/106名

・日本被団協/54名
【生協代表団団長】芳賀唯史専務理事（日本生協連）
【副団長】橋野俊子理事（生協ひろしま）
【副団長】相川加津美副会長（長崎県生協連）

２０１０年５月３日から２８日までアメリカ・ニューヨーク国連本部にてNPT再検討会議が開催されています。生協ひろしまからは、役職員、組合員代表理事、ブロック長から構成する５名の代表団派遣を決定しました。

５月１日〔土〕　11時～　日本生協連・日本被団協合同結団式

日本生協連代表団106名と日本被団協から参加された５４名が一堂に会する代表団昼食会に出席しました。
日本生協連の橋野副団長〔生協ひろしまの組合員理事〕が、「広島・長崎の被爆の実相を伝える活動と共に被爆者の皆さんのサポートをしっかりとやりたい」とスピーチされました。

５月２日〔日〕１3時～

核兵器廃絶のための共同行動集会・デモ行進参加

主催者発表によると参加人数は２万人の大行進でした。
生協ひろしまから参加した５名は、組合員から寄せ書きされた横断幕を持って参加しました。集会では、世界各国から参加している人たちと缶バッチの交換や手作りの扇子やうちわなどを配布、しエールの交換をしながら、ダグ・ハマーショルド広場まで約二キロ行進しました。当日は、気温30度を越える猛暑。被爆者の方々は、炎天下で相当体力を消耗されていたご様子でした。
デモ行進は、日本太鼓やジャズバンドと鳴り物も多く、日本でわれわれが行っている平和行進というより平和パレードという感じであったが、世界中の仲間と共に核兵器廃絶に向けた大きなうねりを体感することができました。
核兵器廃絶に向けての取り組みは、いよいよNGOが世論を形成する時代に突入したという実感しました。

５月４日〔火〕１０時～国連本部平和市長会議に参加

パンギムン国連事務総長は、「皆さんのミッションは大変重要である。私は、２０２０CANT署名に賛同している。今年８月６日に私は、広島を訪問する。歴史的な参加となるであろう」とコメント。

秋葉市長は、現在４０００都市がこの平和市長会議に参加している。政治的シフト・パラダイムシフトが必要であり、そのタイムラインが２０２０年である。そのためには、各国政府とすぐに交渉をはじめなければならない。核保有国のリーダーは広島・長崎を訪問すべきであり、私たちは、２０２０年までに核兵器を廃絶する行動を強めていく」とコメント。

また、午後、国連本会議場において、広島県生協連と共に取り組んだ街頭署名を国連議長に秋葉広島市長が手渡す瞬間に立ち会うことができました。

５月５日〔水〕　１１時～ニューヨーク　ブッカーワシントン　ジュニアハイスクール訪問（中学２年生２クラス）

セントラルパークの西方にあるニューヨークブッカーワシントンジュニアハイスクールを訪問し、被爆者証言のサポートを行いました。

NPT再検討会議代表団（Jグループメンバー）

中村　澄子	広島県原爆被害者団体協議会本郷町原爆被害者友の会副会長
箕牧　智之	広島県原爆被害者団体協議会理事
清政　文雄	広島県原爆被害者団体協議会	被団協リーダー
大川　耕三	愛媛県生協連会長理事コープえひめ理事長	生協リーダー
岡村　信秀	広島県生協連専務理事
高田　公喜	生協ひろしま常勤理事
橋野　俊子	生協ひろしま理事	生協代表団副団長
岩永　昌子	生協ひろしまブロック長
中村　修	コープＣＳネット事業企画室統括部長
赤坂　一忠	生協ひろしま組織政策室担当部長	事務局