新年のごあいさつ|新着情報

新年のごあいさつ2020/01/01

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生協ひろしま 理事長
惠木 尚

         

新年のごあいさつ


 


平素は、生協ひろしまに格別のご愛顧を賜り心から御礼申し上げます。一昨年の西日本豪雨に続き、昨年も強い勢力を保った台風が複数上陸し、大きな被害が発生しました。特に10月の台風19号は関東、甲信、東北などの広範囲において記録的な雨を降らせ、河川の氾濫などで多数の方がお亡くなりになり、ライフラインの寸断など甚大な被害をもたらしました。


生協ひろしまでは緊急支援募金に取り組み、約1800万円を日本生協連を通じて被災地にお届けしました。組合員の皆さまの多大なるご協力に感謝申し上げます。

台風発生の背景には海水温の上昇など、地球温暖化の影響が考えられています。昨年12月に開催されたCOP25(気候変動枠組条約第25回締約国会議)の冒頭でアントニオ・グテーレス国連事務総長は「私たちは危険な地球規模の加熱を抑え込むための岐路に立っている」と訴えました。環境問題は緊急を要する地球規模の重要な課題となっています。生協ひろしまでは2030年までにCO2排出量を2013年度対比で40%削減するため計画の策定を行っています。2020年は環境問題に本腰を入れて取り組んで行かなくてはなりません。


生協ひろしまは昨年、東広島市をはじめ、廿日市市、竹原市と包括的連携協定を締結しました。これまでの災害時の物資供給や見守りだけでなく、子育てや高齢者、障がい者の支援など、一歩進んだ内容の協定となっています。これまでの生協ひろしまの取り組みや活動が、公共性のある団体として行政からも認知されるようになってきました。生協や行政だけで解決できない問題は、相互の機能の連携を強化し、官民協働による地域共生社会の実現を目指していきます。

今年は被爆から75年を迎えます。一方で憲法を改正し、再び戦争ができる国にしようという動きがあります。被爆体験者が減少する中、私たちは核兵器の廃絶と世界平和の実現という被爆者の思いを引き継いでいかなくてはなりません。昨年11月、38年ぶりに広島を訪れたローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、平和のつどいで「ここで起きた出来事を忘れてはいけない」と述べ、過去の記憶を受け継いでいくことが平和を築くために欠かせないと訴えました。被爆の実相を継承し、伝え続けていく活動こそ、核兵器廃絶と平和な世界への道しるべになると思っています。

生協は協同互助の精神に基づく、すばらしい組織です。これからも組合員の皆さまと共に協同の力でよりよいくらしの創造と平和な社会づくりに取り組んでまいります。引き続き、より一層のご支援とご協力をお願いいたします。皆さまのご健康とご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。