建立年月日 1960年(昭和35年8月5日)
制作者 本郷 新
建立者 広島市婦人会連合会
平和公園の中央をほぼ南北の縦に貫く太い線上に「嵐の中の母子像」「祈りの泉」「資料館」「原爆慰霊碑」「原爆ドーム」と重要なモニュメントが並んでいます。

 1959年(昭和34年)、第5回原水爆禁止世界大会が開かれた折、原水爆禁止日本協議会が、石膏で作ったこの像を広島市民に贈ったものです。
 この碑は最も優れた芸術性を持つといわれ、形のすばらしさと共に原爆の残忍さを鋭く訴えかけ、平和への限り無い努力を呼びかけています。
 原爆の惨禍の中を、二人の子どもをかばいながら懸命に逃げて行く母の姿です。爆風をさけるため前かがみになった母親は、右腕で赤ん坊をしっかりと抱き、左腕は腰に伸ばして幼な子を背負っています。腕や足が特に大きく強調されて、どんなに激しい嵐にも負けないぞという力強さを現しています。
 広島市婦人会連合会が子どもを命がけで守る母の姿、この崇高な姿をぜひ母の手でブロンズ像にして、平和公園に設置することに立ち上がりました。1口20円(今の500円前後)の募金活動を始め、わずか1年で150万円集まり建てられたもので、婦人の強さを示しています。

CLOSE